自然 男体山

奥日光は男体山の噴火活動などで出来上がった所で、湖や滝、草原や湿原などさまざまな自然がそろっている。
国立公園に指定されたこともあり、手つかずの自然が多く残っていて、動植物の宝庫でもあります。
それらを形成した男体山は「日光山」・「二荒山」とも呼ばれ日光という地名は「二荒」を音読みにしたことが始まりと言われています。
毎年数多くの人が登山に訪れ、人気のスポットになっています。
登頂していくと鳥居・小さな社務所があり滝尾神社・別宮などを経て山頂まで登ると、二荒神社「奥宮」と立派な二荒大神像「大国主命」が建っています。
剣が天を指しているそこが山頂。そこから見渡す日光全体の風景は、雄大でそして清々しさがあります。

TEL / FAX TEL 0288-55-0017(日光二荒山神社中宮祠)
営業時間 開山期間 4月下旬~11月上旬 / 入山受付 6:00~(二荒山神社中宮祠で受付)
料金 大人 1,000円(中学生までは無料)
公式サイト http://www.futarasan.jp/
備考 所要時間:約6時間~

自然 竜頭ノ滝

湯ノ湖を流れ出す水が湯川になり、その流れが中禅寺湖に注ぐ手前にある滝。
奥日光三名瀑の一つであり、滝壷近くが大きな岩によって二分され、その様子が竜の頭に似ていることから命名されました。
それが形作られたのは男体山の噴火で出来た溶岩であり、その上を210メートルに渡り流れ落ちています。
場所によっては一見滝には見えない渓流ような美しい風景もあるが、華厳ノ滝に引けを取らない迫力もあります。春と秋にはツツジが咲き誇り、紅葉が美しいスポットでもあります。

住所 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠
アクセス 湯元温泉から車で約11分(約7.7km)
湯元温泉バス停から「日光駅行」乗車 約13分、「竜頭の滝」下車すぐ。
駐車場 竜頭滝上駐車場 20台 / 竜頭ノ滝下駐車場 30台 / 竜頭ノ滝駐車場 25台

自然 小田代原

戦場ガ原の西側に位置した湿原地帯で広さは戦場ガ原の約4分の1有り湯川の西側に広がる周囲2キロの草原。
ミズナラやカラマツなどの木々に囲まれた大自然が広がり、草原には、ウマノアシガタ(6~7月)、ホザキシモツケ(7~8月)、ニッコウアザミ(7~8月)の高山植物が咲き誇ります。
初夏から夏にかけて花を見られるが小田代ガ原は秋も味わい深い。特に、ミズナラの黄葉や、草原の草紅葉は絶品です。
小田代ガ原へは、赤沼か竜頭ノ滝バス停から20分かけてしゃくなげ橋まで歩き、往復6キロのハイキングコースに入ります。
4月末~11月はハイブリッドバス(赤沼~千手ガ浜-間)が、しゃくなげ橋、小田代ガ原を経由します。

住所 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠
TEL / FAX TEL 0288-62-2321 (日光湯元ビジターセンター)
アクセス 湯元温泉バス停から「日光駅行」乗車 約17分「赤沼」下車、「赤沼」から低公害バスで8分 (低公害バスは4月末~11月末まで運行)

自然 小田代原の貴婦人

小田代ガ原自然研究路ミズナラの林に囲まれた自然研究路では、草原の真ん中に1本だけ生えている白樺「小田代ガ原の貴婦人」と呼ばれる1本のシラカンバの木を見ることができます。
そんな愛称を持つシラカンバは、ハイカーばかりか、プロ・アマ問わずカメラマンたちの人気の的で、シャッターチャンスを狙う人々で後が絶えません。
車の場合は赤沼の駐車場を利用して、ハイブリットバスで向かいます。

住所 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠
TEL / FAX TEL 0288-62-2321 (日光湯元ビジターセンター)
アクセス 湯元温泉バス停から「日光駅行」乗車 約17分「赤沼」下車、「赤沼」から低公害バスで8分 (低公害バスは4月末~11月末まで運行)

自然 千手ヶ浜

中禅寺湖畔の一番奥、西の端に位置する浜で、かつて勝道上人が建てたという千手観音堂がありました。
一般車両の通行は禁じられているので、こちらに行くには徒歩のほか、季節により抵公害ハイブリッドバス、遊覧船に乗って訪れることができます。南北2キロにわたる浜は、クリンソウの群生地としても知られ、紅葉シーズンとクリンソウが咲くシーズンには来訪者で賑わいます。
この二つの時期はハイブリッドバスの運行時間間隔を短くして、赤沼車庫から出発しています。無料駐車場も150台分がありとても便利。千手ヶ浜近辺はミズナラやヤチダモ、ヒメコマツ、ハルニレ、ヤシオツツジなどの保護林があり自然豊かな環境です。ここに流れこむ川もマス類が豊富で、森の中をトレッキング中に川を遡上する魚に出会う事もあります。

住所 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠
アクセス 湯元温泉バス停から「日光駅行」乗車 約17分「赤沼」下車、「赤沼」から低公害バスへ乗り換え約30分「千手ヶ浜」下車徒歩約10分。
(低公害バスは4月末~11月末まで運行)

自然 千手ヶ浜のクリンソウ

千手ガ浜バス停から千手ヶ原へ行くとクリンソウの群生地が現れます。
保護ネットで囲まれたその地には、他では類を見ない数のクリンソウが生息し、絨毯のように咲いているこれだけの群生はファンタジックの一言に尽きます。
以前は周辺にもたくさん咲いていたクリンソウも鹿による食害を受けて激減し、現在群生しているのは千手ヶ浜と菖蒲ヶ浜の一部だと言われる中、千手ヶ原の群生地は網などを張って管理して大切に保護しています。


住所 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠
アクセス 湯元温泉バス停から「日光駅行」乗車 約17分「赤沼」下車、「赤沼」から低公害バスへ乗り換え約30分「千手ヶ浜」下車徒歩約10分。
(低公害バスは4月末~11月末まで運行)

自然 西ノ湖

中禅寺湖の西岸、千手ガ浜の奥に位置する小さな湖。
かつては、中禅寺湖の一部でした。環境保護のためにマイカーでの進入は禁止ですが、ハイブリッドバスに乗って行くと西ノ湖入口バス停から、歩いて15分くらいの場所にあります。
自然の音だけが静かに流れる閑静な空間は、身も心もリフレッシュさせてくれます。
のんびり佇んでいると風の音、野鳥の鳴き声、そしてシカの鳴き声も聞こえ、時にはシカと遭遇することもそう珍しいことではありません。
湿地であるここ一帯の林は、ハルニレ、ヤチダモが多いのが特徴で、湖の広さは一定せず、林の一部まで水に浸かることもあります。

アクセス 湯元温泉バス停から「日光駅行」乗車 約17分「赤沼」下車、「赤沼」から低公害バスへ乗り換え「西ノ湖入口」下車、徒歩約10分。
(低公害バスは4月末~11月末まで運行)

体験 低公害バス

国道120号から小田代原へ向かう道は、環境保護のため車の乗り入れが禁止されています。
特に、美しい景観と豊かな自然に恵まれている戦場ヶ原から中禅寺湖西岸における地域は自然の宝庫です。
その周辺にマイカーの乗り入れが著しく増え、自然破壊が深刻になったことから、平成5年春から一般車の乗り入れを禁止し、代わりに低公害ハイブリッドバスを運行することになりました。
そうした努力により、自然環境の荒廃を防ぐことができ、各地から注目が集まり高い評価を得ています。
利用の場合は赤沼車庫から乗車でき、フリー乗降制で国道を除いてどこでも自由に乗り降りできます。
赤沼には広い駐車場も完備され大変便利。

住所 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠2494
TEL / FAX TEL 0288-55-0880 (日光自然博物館)
アクセス 湯元温泉バス停から「日光駅行」乗車 約17分「赤沼」下車徒歩約2分
料金 大人 500円 / 小人 250円
駐車場 付近に赤沼駐車場あり
公式サイト https://www.nikko-nsm.co.jp/bus.html
備考 低公害バスは4月末~11月末まで運行

自然 華厳ノ滝

滝壺までの高低差が97メートルで、流水が轟々と落ちる瀑水の様は、自然が作り出した激しい怒りのような感覚を覚え、畏敬の念を禁じ得ません。
華厳の滝は、茨城県袋田ノ滝・和歌山県那智の滝と並び称される日本三大名瀑の一つで、毎年多くの観光客が訪れている名勝です。
春の訪れとともにツツジの花が咲き誇り、イワツバメが滝の周辺を飛び回る姿を見られますが、厳冬には十二の小滝が凍り、華厳の滝は自然が造る氷彫刻の世界に変わります。日光を訪れた際は見逃すことのできないスポットです。

住所 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠
アクセス 湯元温泉から車で約21分(約13.5km)
湯元温泉バス停から「日光駅行」乗車 約35分、「中禅寺温泉」下車徒歩約2分

歴史・文化 日光二荒山神社中宮祠

男体山の麓に位置し、山岳崇拝の道場として栄えた神社です。
何度も失敗を重ねた末、784年、沙門勝道(しゃもんしょうどう)が山頂に成功したあと社殿建立が始まり、ここに二荒権現(ふたらごんげん)を祀りました。祭神は二荒山神社と同じ、大己貴命(おおなむちのみこと)・田心姫命(たごりひめのみこと)・味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)の3神です。
多くの重要文化財指定の主要建造物が有り本殿・透塀・唐門・拝殿・浜鳥居などが有名だが、このほかにも数多くの建造物が有り、造形の美を是非見ていただきたい。

住所 〒321-1661 栃木県日光市中宮祠2484
TEL / FAX TEL 0288-55-0017
アクセス 湯元温泉から車で約18分(約12.5km)
湯元温泉バス停から「日光駅行」乗車 約29分、「二荒山神社中宮祠」下車徒歩約4分
公式サイト http://www.futarasan.jp/